映画「ジュラシック・ワールド 炎の王国」を見る(感想)

ジュラシック・ワールド 炎の王国 JURASSIC WORLD: FALLEN KINGDOM
2018年 アメリカ 128分
監督:J・A・パヨナ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、コリン・トレヴォロウ
キャラクター創造:マイケル・クライトン
出演:オーエン・グレイディ(クリス・プラット)、クレア・ディアリング(プライス・ダラス・ハワード)、フランクリン・ウェブ(DPGコンピュータ技術担当。ジャスティス・スミス)、ジア・ロドリゲス(DPG医療担当。ダニエラ・ピネダ)、メイジ―・ロックウッド(ベンジャミンの孫。イザベラ・サーモン)、ベンジャミン・ロックウッド(財団設立者。ジェームズ・クロムウェル)、アイリス(メイド。ジェラルディン・チャップリン)、イーライ・ミルズ(ロックウッド財団運営者。レイフ・スポール)、エヴァーソル(兵器密売人。トビー・ジョーンズ)、ヘンリー・ウー博士(B・D・ウォン)、ケン・ウィートリー(傭兵。テッド・レヴィン)、シャーウッド上院議員(ピーター・ジェイソン)、イアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム

★ネタバレあります!!!★


ジュラシック・ワールド」の騒ぎから4年後。テーマパークは閉鎖されたが、恐竜たちはイスラ・ヌブラル島で生きていた。が、島の火山が噴火活動を始め、恐竜たちは生命の危機にさらされることに。
恐竜を保護すべきかどうかといった問題が持ち上がるが、アメリカ合衆国政府は何もしないことを決める。恐竜保護グループDPG(Dinosaur Protection Group)を設立していたクレアは、ロックウッド財団の助成を受けて、恐竜救出のため、DPGのチームとオーエンを連れて島に飛ぶ。しかし、財団の運営を担うミルズのねらいは、恐竜を捕獲して本土に運び、武器として闇市場で売りさばくことだった。
 前半は、島での恐竜救出、後半は、本土のロックウッドの大邸宅の地下に作られた闇市場会場で恐竜たちが大暴れという展開となる。前作で登場したインドミナス・レックスよりもさらにパワーアップしたハイブリッド恐竜インドラプトルが新たに登場して、暴れる。
ロックウッドの孫娘メイジ―が、なかなかかわいくてけなげ。ミルズの陰謀に気づいた彼女は、屋敷に潜入したクレアとオーエンらと合流し、彼らは恐竜の襲撃からひたすら逃げ回る。
 出し惜しみなく恐竜がたくさん出てくる。冒頭、豪快に登場する海竜モササウルス、火山の島に置き去りにされ悲し気に咆哮するブラキオサウルス、ユニークな石頭の恐竜ステイギモロクなど、悲喜こもごもである。オーエンと彼がかつて世話したヴェロキラプトル、ブルーとの再会もよい。
 ラストについては賛否両論のようだが、恐竜の本土上陸は、クライトンの原作小説「ジュラシック・パーク」にもすでにあったように思う。3作目でどう風呂敷をたたむのか、尻つぼみにならないでほしい。
ジュラシック・パーク」(1993)「ロストワールド/ジュラシック・パーク」(1997)に出ていたジェフ・ゴールドブラムが同じマルコム博士役でちょっとだけ出演、太って年取っていたけど、ぎょろ目でそれとわかった。