運動会

長女の中学校の運動会があった。
クラス対抗で優勝を競う。1年のときは5位か6位、2年のときは3位だったのだが、3年目にして足の速い子や運動能力にすぐれた子が多いクラスになれたようで、学年で1位、さらに全校でも1位という栄誉に輝いた。娘は大した貢献をしていないにもかかわらず、代表リレーで活躍した女の子と仲がよかったため、賞状を持って写真に写ったと自慢していた。
中学の運動会など、私自身はほとんど記憶に残っていないのだが、今日見た限りじゃ、みんなかなり熱心だった。走るのも踊る(ソーラン節、ロックバージョン)のも組む(体操)のも、一生懸命。んでもって、ストレートに勝利の喜びを表す。両手を挙げてゴールのテープを切ったり、リレーで勝つとアンカーに寄ってきてみんなで抱き合ったり。これってサッカーの影響だったりするのだろうか。
で、見ていて楽しいのが、ムカデ競走と全員参加リレー。
ムカデ競走は、クラスの男子全員、女子全員でひとつのムカデになる。声をかけ、足並みを揃えて進む。スタートの合図が鳴ってからも、しばらくその場にとどまって足踏みをし、息があった時点で前進を始めるのが面白い。
リレーは、代表によるリレーと全員参加リレーがあって、代表リレーがプログラムのメインなんだけれど、これは速い子が選手に選ばれているので、順位はあまり入れ替わらない。が、クラス全員参加リレーとなると、そうはいかない。男女別々とか、タイムが同じような子同士をいっしょに走らせるとかでははなく、走る順番はクラスの子どもたちに一任される。どういう順番が一番いいか、みんなで知恵をしぼって決める。速い子、遅い子、男子、女子が入り交じって走るので、順位はかなり入れ替わる。だいぶ引き離されていて、代表リレーだったら絶対無理という様な差でも取り返せることがあるし、逆にこれだけ引き離せばと思っても徐々に迫られてきて抜かされる。見る方も盛り上がる。