なつかしのアメリカ映画展と笠智衆回顧写真展

鎌倉で行われている「なつかしのアメリカ映画展」に行った。

(9月20日まで。
 詳しくは→ http://members.jcom.home.ne.jp/mich/eigaten.html)

主催者は、西部劇通信というミニコミ誌の購読をしていた関係から知り合った西部劇好きのおじさまたち。
JRの駅を出てすぐの小さなギャラリーが会場になっていて、故高橋千尋氏のコレクションから選りすぐった、スチール、ポスター、チラシ、パンフレットが、4つのコーナーに分かれて展示されている。あまり見たことのないスチールも見られた。
高橋氏は、ジョン・フォードハワード・ホークス関係の本の翻訳を多数手がけた方で、見覚えのある本がいくつもあった。翻訳予定だった、ランドルフ・スコットとジョエル・マクリーとオーディ・マーフィの三人について書かれた洋書には、単語の意味などの書き込みがあちこちにしてあった。
ジョン・ウェインのスタントマン(名前を忘れた)についての"Fall Guy"とかいう本には、病気で入院中のウェインに「早くベッドから出ておれに仕事をくれ」という見舞いの電報を打ったというエピソードが紹介されていて興味深かった(たまたまそこだけ読んだ)。
婦人の厚意により、展示されていないコレクションの中から、来場者にプレゼントしてくれるというので、「ハイシェラ」のシナリオ(ペーパーバック)や「白昼の決闘」のビデオ(字幕無し)などを頂いた。我ながらなかなか通じゃんと思ったのだが、会場にいた人たちの会話は、例えば、ある映画の騎兵隊の兵士(脇役)について、「(誰かが)記章が赤だから砲兵ってことになっちまうって言っていた」「でも黄色じゃなかったか」「うん、黄色だった」「赤なら確かに砲兵だけどな」てな具合でかなりコアだった(注:赤と黄色逆かも知れません。その場合はすまん。)

11月には、同じギャラリーで、笠智衆の写真展があるそうです。鎌倉で笠智衆。わざわざはいかんけど、鎌倉に行ったついでに寄るにはいいかも。(こっちの主催者は知り合いではありません)

笠智衆回顧写真展
平成18年11月3日(金)〜12日(日) 10時〜17時
於:カトレヤギャラリー 
  TEL 0467-23-2530 JR鎌倉駅東口徒歩1分 
  東口出て目の前みずほ銀行奥斜め向かいカトレヤビル2F