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ホワイトハウス・ダウン WHITE HOUSE DOWN
2013年 アメリカ 132分
監督:ローランド・エメリッヒ
出演;ジョン・ケイルチャニング・テイタム)、ジェームズ・ソイヤー大統領(ジェイミー・フォックス)、キャロル・フィナティ(特別警護官。マギー・ギレンホール)、イーライ・ラフェルソン(下院議長。リチャード・ジェンキンス)、エミリー・ケイル(ジョーイ・キング)、マーティン・ウォーカー(ジェームズ・ウッズ)、エミール・ステンツ(ジェイソン・クラーク)、ドニー(ホワイトハウス・ツアーのガイド。ニコラス・ライト)、ハモンド副大統領(マイケル・マーフィ)、メラニー(ラシェルー・ルフェーブル)
★ネタバレあり!!★


「ジャンゴ 繋がれざる者」で、黒人奴隷ジャンゴを演じたジェイミー・フォックスアメリカ大統領を演じるというキャスティングからしてすでに痛快。
ソイヤー大統領が、中東から軍を撤退させ和平を目指す方針を表明した直後、ホワイトハウスは謎の武装集団に襲撃される。
下院議長の警護についている議院警察官のジョン・ケイルは、大統領のファンで政治オタクの11歳の娘エミリーの気を引くため、彼女のために入場許可を取り2人でホワイトハウスに入る。ジョンは、エミリーを待たせ、大統領付きシークレット・サービスになるための面接を受けるが、不採用となる。その後親子で館内ツアーに参加し、そこで襲撃に巻き込まれる。
はぐれたエミリーを捜すジョンは、襲撃者から逃れ単身で館内にいた大統領と遭遇、大統領を一人で守るはめになる。軍隊経験がなく、当初は銃を撃つのもためらっていた大統領だったが、ジョンとともに戦ううちにやがて走行する車からロケットランチャーをぶっ放すほどの活躍ぶりを見せる(ぶっ放した直後に落っことしてケイルに呆れられるのだが。文末に原文引用)。大統領と一介の議院警察官が、力を併せて襲撃者に立ち向かう様は派手で豪快。2人のやりとりも愉快だ。
冒頭、エミリーが学校の発表会で旗振りをしたと母親が語り、どういう発表会だと思ったが、この旗振りを始め、随所で伏線が効いてくる。ワシントンやリンカーンのような大統領になりたいというソイヤーは、リンカーンの懐中時計を所持していて、これも「荒野の1ドル銀貨」ネタへとつながるのだった。
久々にスクリーンでジェームズ・ウッズを見た。年老いて穏やかな退役老人役かと思いきや、ジェームズ・ウッズらしい役回りで出番もたくさんあってよかった。

★引用(IMDBより)
President Sawyer: I lost the rocket launcher.
Cale: You lost... How do you lose a rocket launcher?