映画「レディ・プレイヤー1」を見る(感想)

レディ・プレイヤー1 READY PLAYER ONE
2018年 アメリカ 140分
監督:スティーブン・スピルバーグ
原作:アーネスト・クライン「ゲームウォーズ」
出演:ウェイド/パーシヴァル(タイ・シェリダン)、サマンサ/アルテミス(オリヴィア・クック)、エイチ/ヘレン(リナ・ウェイス)、ダイトウ/トシロウ(森崎ウィン)、ショウ/ソウ(フィリップ・チャオ)、ノーラン・ソレント(ベン・メンデルスゾーン)、フナーレ(ハナ・ジョン=カーメン)、アイロック(T・J・ミラー)、オグデン・モロー(サイモン・ペッグ)、アノラック/ジェームズ・ハリデー(マーク・ライラン)

近未来。すさんだ現実世界には希望をもてず、若者たちは「オアシス」と呼ばれるVR(ヴァーチャル・リアリティ)世界でのゲームを楽しんでいた。オアシスの創設者ハリデーは、亡くなる際に遺言を残す。それは、オアシスに仕掛けた謎(3つの鍵)を解き、隠された宝(イースターエッグ)を最初に見つけた者に、莫大な遺産とオアシスの後継者としての権利を与えるというものだった。
叔母とその恋人とスラムのアパートに住み肩身の狭い思いをしている17歳の若者ウェイドは、オアシスではパーシヴァルと名乗り、友人のエイチとともに、鍵の争奪戦に参加していた。最初の鍵を見つけた彼は、一躍オアシスの有名人となる。彼は、「アキラ」の金田バイクを駆る美少女サマンサや、ダイトウ、ショウなどと知り合い、仲間とともに、エッグ獲得を狙う巨大企業101の陰謀に立ち向かっていく。
「オアシス」と現実世界でのできごとが並行して描かれ、オアシスで知り合った仲間と現実世界で出会う場面が、いちいちよい。
80年代の映画やゲームのキャラクターがふんだんに出てきて、「シャイニング」まで出てくるのは、たしかに楽しいのだが、ポップカルチャーにそんなには思い入れがないので、ガンダムゴジラが登場してえんえんと続く戦闘シーンなどは、実はちょっと飽きてしまった。
エッグの発見場面に至って、敵味方ともに感動して見入っているのはよかった。