図書ボランティア

次女の中学校の図書室改装のボランティアに参加した。
本を全部出して、本棚を白く塗った。ペンキ塗りと聞いてなぜか無性にやりたくなったのだが、高校の演劇部の大道具や大学祭の立て看作成以来の作業で、正直楽しかった。これが7月15、16日の土日のこと。
で、24日の月曜日、「本の探偵」で知られる評論家の赤木かん子先生に来て頂いて、仕上げをした。
図書ボランティアの中心になっているお母さん達が、赤木先生の助言を得て図書室改造に乗り出した。去年から何段階かに分けて計画を進めてきて、ついにその最終的な仕上げをするということらしい。白く塗った本棚を並べ、壁の緑色の掲示部分に布を貼った。見違えるほど明るい雰囲気になったそうだが、私は以前の状態を知らないので比較できない。(写真を見せてもらうと確かに違う気がする。)子どもが来たい、ここにいたい、という気持ちになるような部屋でなければならない、ということなんだそうな。
で、そのあと、先生がジャンルごとに棚を分け(ジャンルによる本の量や大きさ、ジャンル同士の関連などを配慮して決めているご様子)、その指示にしたがって本を入れていった。学校PTAのお手伝いのお母さんはほんの数名だったが、赤木先生がこの日この中学で図書室の仕上げをするという情報を聞いて、学校外から図書ボランティアの方々が大勢駆けつけて下さっていた。そのおかげで、作業はてきぱきと進んだ。何処に入れていいかわからない本も、ボランティアの方に見せるとすぐ分類してくれる。地図やポスターのラミネートも巧み。各地の小中学校の図書室の先生や、図書館の司書さんたちが多いらしい。作業の様子を写真に撮ったり、熱心にメモを取っている姿が見受けられた。
大して深く考えずに参加したが、あまり機会のない希少な作業に関われたように思う。