伊福部昭生誕百年祭・音楽祭に行く


伊福部昭生誕百年祭の音楽祭に行ってきました。
埼玉県和光市の市民文化センターサンアゼリアで開催。
センター館長の藤田崇文氏という方が伊福部昭氏のお弟子さんだそうで、この音楽祭のために編成した吹奏楽団による演奏で、かなり聴き応えのある内容でした。
あまり宣伝していなくて、料金も千円とかなりお手頃、1回きりの演奏も、もったいないと思いました。
ゴジラ・ファンタジー」、マリンバ吹奏楽のための「ラウダ・コンチェルタータ」、交響ファンタジーゴジラVSキングキドラ」のほか、
お弟子さん達の曲や民謡やボレロ伊福部昭ティーフにアレンジしたものや、大阪万博EXPO'70の三菱未来館で360度画面で上映された「日本の自然」というパートに流された「嵐」「火山」という大変稀少な音楽を聴かせてくれました。
和太鼓も入ったりして、重厚な音楽を堪能しました。
お弟子さん達が、代わる代わる指揮をしたり、曲の紹介をしてくださったのですが、「敬愛する伊福部先生」という言葉を何度も口にされていて、人格者であったことが窺えました。
私は音楽的素養はほんとに乏しくて、映画を見てもあまり音楽は覚えていない方なのですが、伊福部音楽はやけに気持ちが高揚するというか、印象が強烈で、映画の記憶も蘇ってきて、大変楽しかったです。(マリンバを演奏した篠田浩美さんは、「初めて楽譜を見たとき、とにかく三連符が多いのに驚いた」と仰っていました。)
ホールには、展示コーナーも設けられていました。

来週は、映画祭ということで、「銀嶺の果て」「ラドン」「宇宙大戦争」が4月4〜6日(金〜日)の3日間で上映されます。
http://www.sunazalea.or.jp/event/detail.cgi?key=20140115142811