食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字<上>

ベストセラー「さおだけ屋はなぜ潰れないか」に続く、経理についてのわかりやすい説明本。
今回は、前半部分を費やして「数字」の機能について説明している。著者が見出した数字の4つのルール「順序がある、単位で意味を固定する、価値を表現できる、変化しない」や、数字に他の意味をもたせる3つの方法「決めつけ」「常識破り」「ざっくり」を紹介し、広告に使われる数字が、嘘ではないが、企業にとって聞こえがよく人の関心をひくように工夫されていることを説く。
表題は、「さおだけ屋」でも触れていた、経理の原則に関わる内容。店長一人でやっているラーメン屋は店長がいない隙によく食い逃げをされる。バイトを雇えばいいのにと思われるが、それは本当に合理的なのかという風に展開していく。
筆者自ら1時間で読めると言っているように、あっという間に読める。しかも、数字に関してちょっと「うまく」なった気になれる。

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)